人手不足なのに給料が上がらないのは、経営者の強欲のせいではなく、仕事に要求される能力が高くなったから。

2019/02/11

こんにちは。コワーキングスペース「Basis Point」の運営会社、Ascent Business Consulting代表の北村です。

人手不足による倒産が世の中で増えている、という報道を見ました。

【独自】人手不足倒産が過去最多ペース 月内にも前年水準超え 深刻な人手不足を背景にした国内の企業倒産が件数・負債総額ともに過去最多ペースで増加していることが14日、分かった。(中略) 従業員が確保できず事業継続が困難になったり、社員を引き留めるため賃金を無理に引き上げたことで収支が悪化したりしたケースが目立つ。(産経ニュース)

内閣府の発表によれば、現在の人手不足感は、「バブル期並み」とのこと。

それに伴い「人手不足なのに、なんで賃金が上がらないの?」という疑問を持つ方が増えてきたようです。

例えば、Twitterでこんな発言が拡散されていました。

どうして人手不足なのに、給与はあがらないのか。どうして人手不足なのに介護士、保育士の給与はあがらないのか。どうして企業の内部保留は増え続けているのに給与はあがらないのか。誰か教えて?謎が多すぎる朝。おはようございます。 — 中沢けい (@kei_nakazawa) 2018年11月14日

こういった状況を「強欲な企業経営者や、政治家の陰謀のせいに違いない」と決めつける感情的な意見も、ネットには散見されます。

それに対して東京大学の玄田教授は、原因は陰謀でも強欲でもなく「構造的な問題」と指摘しています。

これだけ深刻な人手不足なのに、いつまでも賃金が上がらない理由(現代ビジネス)

賃上げのペースは、人手不足の深刻さに比べて、あまりに弱い。2000年代半ばからリーマンショックまでの期間にも、有効求人倍率の改善はみられたが、そのときにも実質賃金は、ほとんど増大しなかった。(中略)